3mm角のLFCSPに封止した4回路入りD-AコンバータICである。分解能が10ビット、12ビット、16ビットと異なる品種を用意した。
アナログ・デバイセズは2012年8月2日、4回路入りD-AコンバータICの新製品6品種を発表した。分解能が10ビット、12ビット、16ビットの品種をとりそろえ、それぞれにデジタル入力インタフェースがSPIもしくはI2Cと異なるタイプを用意する。
6品種ともに、パッケージは3×3mmと小さいLFCSPを採用した。16ビットのSPI品「AD5686」とI2C品「AD5696」については、「業界最小だ」と主張する。さらに、16ビット品はDC(直流)特性についても、INL(積分非直線性誤差)を最大±2LSB、オフセット誤差を最大±1.5mV、ゲイン誤差を最大±0.1%に抑えており、「業界最高だ」(同社)と述べる。
残る4品種は、12ビットのSPI品「AD5684」とI2C品「AD5694」、10ビットのSPI品「AD5316R」とI2C品「AD5317R」である。用途としては、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)の入出力カードや、デジタルオシロスコープ、信号発生器などの産業機器に向くという。
既にサンプル出荷を始めている。米国における1000個購入時の単価は、16ビット品が7.86米ドル、12ビット品が4.60米ドル、10ビット品が2.88米ドル。評価ボードも供給する。
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