「MMA865xFC」は、スマートフォンやタブレット端末といったモバイル機器向けの3軸加速度センサーである。1mg/LSBの感度と6μAの消費電流を実現している。
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは2012年8月、3軸加速度センサー「MMA865xFC」を発表した。分解能が12ビットの「MMA8652FC」と、10ビットの「MMA8653FC」の2種類がある。これらは端子互換性を備えている。スマートフォンやタブレット端末、デジタルカメラ、ヘルスケア機器といった用途に向ける。
MMA865xFCのパッケージは、2mm×2mm×1mmのDFNである。フリースケールの従来品に比べて、サイズを56%低減している。電源電圧は1.95〜3.6Vで、低消費電力モード時の消費電流は6μA。
MMA865xFCの感度は1mg/LSB。1.5〜800サンプル/秒の範囲で、6つのサンプルレートを設定できる。
フリースケールの開発ツール「Sensor Toolbox」を用いて設計することが可能だ。
MMA865xFCは現在サンプル出荷中で、2012年第4四半期に量産を開始する予定である。1万個購入時の参考単価は、12ビットのMMA8652FCが0.77米ドル、10ビットのMMA8653FCが0.66米ドルとなっている。
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