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PGA内蔵の24ビットΔΣ型A-D変換器、「入力調節用の外付けアンプは不要」インターシル ISL26102/104

インターシルの「ISL26102/104」は、低ノイズのプログラマブルゲインアンプ(PGA)を内蔵した24ビットΔΣ型A-D変換器ICである。PGAを内蔵したため、センサーなどが出力するアナログ信号を受け取る入力部の前段に「アンプを外付けする必要がない」(同社)という。

» 2013年01月23日 19時06分 公開
[EDN Japan]

 インターシル(Intersil)は2013年1月、低ノイズのプログラマブルゲインアンプ(PGA)内蔵の24ビットΔΣ型A-D変換器ICを発表した。PGAを内蔵したため、アナログ入力に「アンプを外付けする必要がない」(同社)としている。2チャネル入力品「ISL26102」と4チャネル入力品「ISL26104」を用意した。両品種ともに、複数チャネルの入力からアナログマルチプレクサ経由で選択した1本の信号を内蔵のPGAで増幅してからΔΣコアに供給し、デジタル信号に変換して出力する仕組みである。計量システムや温度モニタリング/制御などの計装機器に向ける。

 PGAのゲイン設定範囲は1〜128と広い。ノイズ特性については、PGAのゲイン設定が128の時に8nV/√Hz未満に抑えた。変換速度は2.5〜4000サンプル/秒。変換動作時の消費電力は50mW。シャットダウンモード時の消費電流は1μAである。

 2品種ともに、パッケージは24ピンのTSSOP。1000個購入時の単価は2チャネル品が5.45 米ドル、4チャネル品が5.95米ドル。

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