日本モレックスは、USCAR(米国自動車研究協議会)が承認する050インタフェース規格対応の「Mini50非防水コネクタシステム」として、新たに2列12極の製品を追加した。同社はこれまで、Mini50コネクタシステムとして1列4極および8極の製品を供給しているが、新製品を追加することで、さらなる省スペース化、軽量化の要求に応えていく。
日本モレックスは2014年2月、USCAR(米国自動車研究協議会)が承認する050インタフェース規格対応の「Mini50非防水コネクタシステム」として、新たに2列12極の製品を追加した。同社はこれまで、Mini50コネクタシステムとして1列4極および8極の製品を供給しているが、新製品を追加することで、相互接続におけるさらなる省スペース化、軽量化の要求に応えていく。
Mini50コネクタシステムは、形状が小さい非防水型の電線対基板コネクタである。車内内装や非防水運輸車両環境における0.5mm端子のシステムとして、USCARが承認する050インタフェース規格に対応している。従来の0.64mm端子コネクタに比べて、実装面積をほぼ半減することができるという。このため、車内の照明や無線機器、ナビゲーション機器、空調機器、カメラシステムなど、実装スペースに制約がある用途に適している。接続するためのハーネスも、より細い製品と組み合わせることで、ハーネス全体の重さを軽減することが可能となる。
Mini50コネクタシステムは、ハウジングの1部に独立型セカンダリロック(ISL)を採用し、部品点数を削減した。また、基板ヘッダはストレートタイプとライトアングルを用意しているため、ワイヤの取り回しやモジュール設計の柔軟性も高い。さらに、ハウジング材料には、リフロー温度が最大260℃にも対応可能な高耐熱性の熱可塑性樹脂を用いている。
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