テレダイン・レクロイ・ジャパンの「WaveSurfer 3000」シリーズは、タッチ操作が可能なMAUIアドバンスド・ユーザーインタフェースを搭載したオシロスコープである。ロジック解析、プロトコル解析、波形生成などの機能も備えている。
テレダイン・レクロイ・ジャパンは2014年7月、タッチ操作が可能なMAUIアドバンスド・ユーザーインタフェースを搭載したオシロスコープ「WaveSurfer 3000」シリーズを発表した。ロジック解析、プロトコル解析、波形生成などの機能も備えている。
WaveSurfer 3000シリーズは、周波数帯域幅は200MHz、350MHz、500MHzのモデルを用意している。メモリはチャネルあたり10Mポイントで、サンプリング速度は最大4Gサンプル/秒と高速である。入力は200MHzモデルが2チャネルと4チャネルを用意し、350/500MHzモデルは4チャネルである。
WaveSurfer 3000シリーズの特長の1つが、10.1型のタッチスクリーンを実装したことである。これまでハイエンド機でしか採用されていなかったMAUIアドバンスド・ユーザーインタフェース機能を搭載したことで、オシロスコープの全てのメニュー操作および波形のポジショニングやズーム、カーソルの移動などの表示操作などを指先タッチで行うことができる。
また、内蔵したファンクションジェネレータによる波形生成、シリアルデータトリガおよびデコーダによるプロトコル解析、サンプリング速度が500Mサンプル/秒の16チャネルデジタル入力を用いたロジック解析など、複数の測定機能を1台の筐体に搭載している。
波形更新速度は毎秒13万波形と高速で、Historyモードの波形再生機能やWaveScanによるサーチ・アンド・ファインド機能を組み合わせることで、異常な波形検出も容易となる。ハイインピーダンスアクティブプローブや広帯域差動プローブ、高圧差動プローブ、電流プローブなど各種プローブも用意している。
WaveSurfer 3000シリーズは4モデル用意した。価格(税別)は43万円〜93万円。なお、200MHzモデルについては発売記念として2014年9月26日まで特別価格を設定している。期間中はWaveSurfer 3022を39万8000円、WaveSurfer 3024を48万円で提供する。
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