メディア

NAND/NORフラッシュメモリの違いと記録方式を分かりやすく解説知っておきたいフラッシュメモリ(1/4 ページ)

今回はフラッシュメモリの基本的な仕組みやNAND/NOR型の違い、記録方式など網羅的に解説します。

» 2026年04月06日 11時00分 公開
[リョーサン]
株式会社リョーサン

本連載はリョーサンが運営するマガジンサイト「リョーサンテクラボ」に掲載された記事を転載しています。本記事は2025年10月31日に公開されたものです。

 私たちの身の回りにあるスマートフォンやPC、USBメモリなど、多くのデジタル機器でデータ保存の役割を担っているのが「フラッシュメモリ」です。電源を切ってもデータが消えないという便利な特性を持っていますが、実はその中には多くの種類があり、それぞれに異なる特徴や適した用途があります。製品選びで後悔しないためには、これらの違いを理解しておくことが非常に重要です。

 本記事では、フラッシュメモリの基本的な仕組みから、主要な種類である「NAND(ナンド)型」と「NOR(ノア)型」の違い、さらに「SLC」「MLC」といった詳細な記録方式に至るまで、網羅的に解説します。この記事を読めば、ご自身の目的に最適なフラッシュメモリ製品を見極める知識が身につきます。

1. フラッシュメモリとは? 電源OFFでもデータを記憶する仕組み

 フラッシュメモリとは、電気的にデータの書き換えができ、かつ電源を供給しなくても記憶した内容を保持できる不揮発性の半導体メモリです。データをブロック単位でまとめて消去する様子が、カメラのフラッシュのように「パッと」行われることから、この名前が付けられました。

 従来のROM(Read Only Memory)のように一度書き込むと変更できないわけではなく、RAM(Random Access Memory)のように電源を切るとデータが消えてしまうこともありません。この使い勝手の良さから、SSDやUSBメモリ、SDカードなど、今日のデータストレージ製品に幅広く採用されるようになりました。

フラッシュメモリの主な2つの種類! NAND型とNOR型の違い

 フラッシュメモリは、内部の回路構造によって大きくNAND型とNOR型の2種類に分類されます。これらはデータの読み書き速度や集積度、コストといった特性が大きく異なるため、用途に応じて使い分けられています。両者の主な違いを以下の表にまとめました。

NAND型とNOR型の違い NAND型とNOR型の違い

 以降の章で、NAND型とNOR型の違いを詳しく見てみましょう

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © Ryosan Company, limited All rights reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
Special SitePR
あなたにおすすめの記事PR

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.