マイクロチップ・テクノロジーは、32ビットPIC32マイクロコントローラ「PIC32MM」ファミリーを発表した。構成可能なロジックセルや、多出力キャプチャーコンペアPWMなどのCIPを内蔵する。
マイクロチップ・テクノロジーは2016年6月、CIPを採用した、32ビットPIC32マイクロコントローラ(MCU)「PIC32MM」ファミリーを発表した。コンシューマー、産業用制御、モーター制御機器などの組み込みアプリケーションに対応するという。
PIC32MMは、同社の16ビットMCU「PIC24F XLP」ファミリーと、32ビットMCU「PIC32MX」ファミリーの中間に位置する製品となる。CPUの負荷を軽減し、消費電力とシステム設計コストを低減するCIP(コアから独立した周辺モジュール)を内蔵。MPLAB X IDEのプラグインである同社の「MPLAB Code Configurator」を使用すれば、MCUの周辺モジュールの設定、デバイスの設定、ピンの割り当てなどが容易に行える。
スリープ電流は500nAで、構成可能なロジックセル(CLC)や多出力キャプチャーコンペアPWMなどのCIPを内蔵。センサーレスBLDCモーター制御回路を容易に設計できる。
パッケージは、4×4mmの20ピンQFN、SSOP/28ピンuQFN、QFN、SOIC、SSOP、SPDIP/36ピンQFN/40ピンuQFNで提供される。内蔵フラッシュ容量は、16K/32K/64Kバイトから選択できる。同社は、Explorer16開発ボード(DM240001)向けのPIC32MMプロセッサプラグインモジュール(MA320020)も提供するとしている。
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