ラピスセミコンダクタは、160M~960MHzに対応し、世界各国のサブギガ帯域をカバーする無線通信LSI「ML7345」を発表した。日本のARIB STD-T108規格や世界規格の「IEEE 802.15.4g」、欧州の無線メーター規格「Wireless M-bus」の2013年版に対応している。
ラピスセミコンダクタは2016年12月、160M~960MHzに対応し、世界各国のサブギガ帯域をカバーできる無線通信LSI「ML7345」を発表した。
ML7345は、受信起動にかかる時間を短縮することで受信強度検出までのトータル時間を約1ミリ秒とし、内蔵タイマーのみ動作するスリープ時の電流も0.9μAに抑えた。動作保証の温度範囲内であれば、送信パワー変動を±1dB以下に抑えることができる。そのため、環境変化による影響も低減しているという。
また、日本の規格「ARIB STD-T108」や世界規格の「IEEE 802.15.4g」に準拠し、欧州の無線メーター規格Wireless M-busの2013年版にも対応した。さらに、中国市場に対応した「ML7345C」は、アンテナ端出力で100mWの出力が可能だ。
160M~960MHzのサブギガ帯を1個のLSIで対応できるため、世界各国で使用するスマートメーターやセンサーネットワークなどの装置に応用できるとした。
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