アナログ・デバイセズは、2.5V電源時の消費電流を22μAに抑えた加速度センサー「ADXL372」を発表した。待機時の消費電流は2μA未満で、モーション起動システムに使用すると小型電池1つで数年にわたって動作を維持できる。
アナログ・デバイセズは2017年3月、2.5V電源時の消費電流を22μAに抑えた加速度センサー「ADXL372」を発表した。瞬時に起動して波形全体を取得する「インスタント・オン」モードを搭載し、待機電力を低減できる。
待機時の消費電流は2μA未満で、モーション起動システムに使用すると小型電池1つで数年にわたって動作を維持できる。モーショントリガーの「ウェークアップ・モード」時の消費電流は0.77μA、インスタント・オンモード時の消費電流は1.4μAとなる。
測定範囲は±200gで、200〜3200Hz帯域から選択できる。動作温度範囲は−40〜105℃。また、4次のアンチエイリアシングフィルターに加え、最大衝撃時の加速度データ検出や保持機能も備えた。
現在量産出荷中で、1000個購入時の単価は6.33米ドル。3×3mmの16ピンLGAパッケージで提供する。低消費電力のため、アセットトラッキングや衝撃検出、ポータブルIoT(モノのインターネット)エッジノードなどでの用途を見込む。
2μAの低消費電流駆動で広がる用途、産業機器向け3軸MEMS加速度センサー
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