リテルヒューズは、0.23×0.43mmのフリップチップパッケージを採用した単方向TVSダイオード「SP3145」「SP1043」「SP1044」シリーズを発表した。スタンドオフ電圧は最大3.3V〜6Vで、各種インタフェースにおいて最大95%の保護を可能にした。
リテルヒューズは2017年6月、0.23×0.43mmのフリップチップパッケージを採用した単方向TVSダイオード「SP3145」「SP1043」「SP1044」シリーズを発表した。IEC61000-4-2規格を超えるESD耐性を備え、スマートフォンやタブレット、デジタルカメラ、ウェアラブル機器などでの用途を見込む。
スタンドオフ電圧はSP1043シリーズとSP1044シリーズが最大6V、SP3145シリーズが最大3.3Vで、各種インタフェースにおいて最大95%の保護を可能にした。動的抵抗は、SP3145シリーズが最大3.5Ω、SP1043シリーズとSP1044シリーズが最大0.45Ω。ICを実装した電子機器の保護に必要となる、低いクランプ電圧をサポートしている。
公称静電容量はSP3145シリーズが0.35pF、SP1043シリーズが8pF、SP1044シリーズが30pF、リーク電流はそれぞれ順に0.02μA、0.06μA、0.5μA。静電容量が低いSP3145シリーズは、クロック速度5GHzの高速通信インタフェースに対応するという。また、ESD接触放電は、SP3145シリーズが±20kV、SP1043シリーズが±12kV、SP1044シリーズが±30kV。ESD空中放電は、SP3145シリーズが±25kV、SP1043シリーズが±15kV、SP1044シリーズが±30kVとなる。
さらに、SP1043シリーズとSP1044シリーズでは、同社独自のシリコンアバランシェ技術を採用。これにより、ESDによる損傷から電子機器のI/Oポートを保護する。
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