リテルヒューズは、低い動的抵抗と高いESD耐性を備えた、双方向ディスクリートTVSダイオードアレイ「SP1026」シリーズを発表した。ESD接触放電と空気放電は、いずれも±30kVとなっている。
リテルヒューズは2016年6月、低い動的抵抗(1.4Ω)と高いESD耐性を備えた、双方向ディスクリートTVS(過渡電圧抑制)ダイオードアレイ「SP1026」シリーズを発表した。スマート端末や携帯ナビゲーション機器、携帯医療機器などの用途に対応する。
SP1026シリーズは、独自のシリコンアバランシェ技術を採用したツェナーダイオードにより、各I/Oピンを保護することで、静電気放電(ESD)に対して高い保護性と堅牢性を備えた。ESD接触放電と空気放電は共に±30kVで、EMC規格「IEC61000-4-2」に対応。連続的なESDストライクを安全に吸収できるとしている。
各ダイオードは、「IEC61000-4-5」に対応する5Aの8/20マイクロ秒サージ電流を安全に消散できる。制限電圧は、1Aに対し12.0V、2Aに対し13.4V。リーク電流は0.100μAで、静電容量は15pFとなっている。また、0201サイズ(0.6mm×0.30mm)のフットプリント設計のため、プリント回路基板のスペースを削減し、製品を小型化できる。
2016年6月上旬より販売を開始し、年間1000万円の売り上げを目指すとしている。
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