日本無線は、高速無線通信規格のIEEE802.11nとIEEE802.11acに対応した無線LANアクセスポイント「JRL-820AP2」「JRL-849AP2」を発表した。2.4GHz、5.2GHz、5.3GHz、5.6GHz、4.9GHz(JRL-849AP2のみ)の周波数帯に対応している。
日本無線は2017年6月、無線通信規格のIEEE802.11nとIEEE802.11acに対応した無線LANアクセスポイント「JRL-820AP2」「JRL-849AP2」を発表した。JRL-820AP2は同月末、JRL-849AP2は同年9月末より販売を開始する。併せて、保護等級「IP66」相当の屋外筐体「GNS-6812」「GNS-6814」も発売した。
JRL-820AP2とJRL-849AP2は2つの無線部を内蔵し、各無線部がそれぞれ最大通信速度300Mビット/秒のIEEE802.11n、同1.3Gビット/秒のIEEE802.11acに対応している。無線回線を自律的に構築するホップバイホップ型のメッシュネットワーク機能を搭載しており、回線断などでも自動的に迂回路を生成して回線を構築できる。また、リピーター動作や回線容量を増やすリンクアグリゲーション機能なども搭載した。
対応周波数帯は両無線部とも2.4GHz、5.2GHz、5.3GHz、5.6GHzで、JRL-849AP2は干渉の少ない4.9GHzにも対応。電源電圧はDC12Vで、IEEE802.3af(PoE:Power over Ethernet)とIEEE802.3at(PoE+)に対応し、ピーク電力は13W以下となる。-20~60℃で動作可能で、JASO D-014-3.4.1の耐振動性を備えた。
屋外筐体のGNS-6812とGNS-6814は、同筐体とPoE給電装置間を最大100mのLANケーブルのみで接続できる。IP66に対応しており、台風などの激しい雨でも浸水しない防水性能を備えた。
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