8種の計測機能を搭載した多機能オシロスコープ:ローデ・シュワルツ R&S RTC1000
ローデ・シュワルツは、コンパクトな筐体ながら、複数の機能を搭載したオシロスコープ「R&S RTC1000」を発表した。8チャンネルのロジックアナライザー、4チャンネルのパターンジェネレーター、プロトコルアナライザー機能などを搭載している。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2018年1月、コンパクトな筐体ながら、複数の機能を搭載したオシロスコープ「R&S RTC1000」を発表した。本体価格は10万円(税別)からで、50M〜300MHz帯域幅のモデルをそろえた。
オシロスコープ「R&S RTC1000」
I2C、SPI、UART、RS-232、CAN、LINに対応した8チャンネルのロジックアナライザー、4チャンネルのパターンジェネレーター、プロトコルアナライザー機能などを搭載した。他に、デジタル電圧計、コンポーネントテスター、スペクトラムアナライザー、カウンター機能を搭載。8種類の計測機能を1台に搭載しており、設置面積を最小限に抑えながら、多くのアプリケーションに対応できる。
最大サンプルレートは2Gサンプル/秒で、メモリは2Mサンプルとなる。インタフェースとして、LANおよびUSBを標準装備した。
- スマホ連携可能な多機能オシロスコープ
ディジレントは、波形発生器とロジックアナライザを搭載した、USB、Wi-Fi対応オシロスコープ「OpenScope MZ」を発表した。アナログ/デジタル信号のキャプチャや可視化、制御に使用でき、USBやWi-Fiを介してスマートフォンなどと連携できる。
- マルチドメイン解析機能を搭載したデジタルオシロ
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」を発表した。ゾーントリガー機能を搭載し、時間領域/周波数領域で最高8個ゾーンを描くことができる。複数チャンネルの周波数を同時に解析し、ノイズのスペクトラムの変動比較や時間相関の確認も可能になるという。
- 5種の機能を統合したソフトウェアベース計測器
日本ナショナルインスツルメンツは、ソフトウェアベースの計測器「VirtualBench」の新バージョンを発表した。帯域幅を350MHz、アナログチャンネル数を4チャンネルに拡張している。
- 計測器を故障から守る、取り扱いの注意点を伝授
計測器は電子機器の開発や製造に欠かせないツールであると同時に、それ自体が極めて精密な電子機器でもある。取り扱いに注意しなければ、正しい測定結果が得られなかったり、故障してしまったりする危険性があるのだ。本稿では、信号発生器とオシロスコープ、ネットワーク・アナライザについて、発生件数の多い故障とその原因、そして防止方法を解説する(EDN Japan編集部)。
- オシロスコープの「ゾーントリガー」機能って何?
「ゾーントリガー」はオシロスコープに搭載されている機能で、従来搭載されているトリガー機能を補完するだけでなく、これまでにないトリガーを実現することが可能となっている。本稿では、オシロスコープのゾーントリガー機能に関する代表的な5つの質問に対してお答えしよう。
- 3万円のオシロスコープを修理する
修理の仕事を始めた2012年に“3万円”というとても安い値段のオシロスコープを購入した。値段こそ安いが、かなり役に立ったオシロスコープ。しかし、試作した高電圧パルス電源を評価するときに壊れてしまった。今回はこの3万円で購入したオシロスコープの電源基板の修理を報告する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.