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802.11ax機器を評価する3種類のソフトウェアアンリツ MT8870A用IEEE 802.11axソフトウェア

アンリツは、同社の無線LAN機器用測定器「MT8870A」に搭載することで、次世代の無線LAN規格「IEEE 802.11ax」対応機器の評価が行えるソフトウェア「MX887033A」「MV887033A」「フル自動測定プログラム」を発表した。

» 2018年02月05日 09時00分 公開
[EDN Japan]

IEEE 802.11ax機器のRF送受信特性を自動で評価

 アンリツは2018年1月、同社の無線LAN機器用測定器「MT8870A」に搭載することで、次世代の無線LAN規格「IEEE 802.11ax」対応機器の評価が行えるソフトウェア「MX887033A」「MV887033A」「フル自動測定プログラム」を発表した。これらのソフトウェアの実装により、最大16台のIEEE 802.11ax機器のRF送受信特性を自動で評価できる。

無線LAN機器用測定器「MT8870A」

 今回開発されたソフトウェアは、送信測定ソフトウェアのMX887033Aと波形ファイル測定ソフトウェアのMV887033A、自動測定プログラムの3種となる。これらのソフトウェアを搭載することで、送信電力や周波数、変調精度、受信感度など、IEEE 802.11axに準拠した試験が自動かつ高速で行える。

 MT8870Aは、本体シャシーに4つの高性能テストユニットを搭載し、各ユニットで最大4台の試験対象機器の並列測定を実施できる。既に2G、3G、LTE、LTE-Advanced、NB(Narrow Band)-IoT、LTE Cat-M、無線LAN、Bluetooth、GPS、FMの評価が行えるが、新たにIEEE 802.11axに対応したことで、試験範囲が拡大した。

 また、フル自動測定プログラムにより、RF信号の出力や周波数の切り替えなど、試験対象機器を制御するためのプログラム開発が不要になった。

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