東芝デバイス&ストレージは、車載インフォテインメント(IVI)システム向けのインタフェースブリッジICとして、ディスプレイシステム用、カメラシステム用、HDMI搭載システム用の4種類を開発、サンプル出荷を開始する。
東芝デバイス&ストレージは2018年6月、車載IVI(In-Vehicle Infotainment)システム向けのインタフェースブリッジICを発表した。ディスプレイシステム向けの「TC9592XBG」「TC9593XBG」、カメラシステム向けの「TC9591XBG」、HDMI搭載システム向けの「TC9590XBG」の4種類で、同月よりサンプル出荷を順次開始する。
車載システムの高機能化に伴い、スマートフォンなどで接続実績があるSoC(System on Chip)の使用が増加している。しかし、映像用インタフェースとしてMIPIしか持たない従来のSoCでは、車載IVIシステムでの使用に際し、周辺デバイスのインタフェースとの違いを吸収するインタフェースブリッジICの必要性が増しているという。
今回同社では、これまで提供してきた民生用MIPI対応インタフェースブリッジICに車載向けの機能を追加した製品を開発。TC9592XBGおよび同3XBGはMIPI DSIからLVDSへの変換、TC9591XBGはMIPI CSI2とParallel間の変換、TC9590XBはHDMI1.4aからMIPI CSI2への変換に対応する。
動作温度範囲は−40〜85℃(TC9591XBGは105℃)で、解像度はTC9592XBGがUXGA(1600×1200)、TC9593XBGがWUXGA(1920×1200)。パッケージは、TC9592XBGが5×5mmのVFBGA49、TC9593XBGが6×6mmのVFBGA64、TC9591XBGが7×7mmのVFBGA80、TC9590XBGが7×7mmのLFBGA64で提供する。
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