日本モレックスは、最長100mの長距離伝送を可能にし、高解像度の非圧縮データを伝送できる「アクティブ光ケーブルアセンブリ」を発表した。インタフェース別に、「OptoHD」「OptoDP」「OptoUSB」の3種類をそろえた。
日本モレックスは2019年2月、高解像度の非圧縮データを伝送できる「アクティブ光ケーブル(AOC)アセンブリ」を発表した。光ケーブルを用いて、優れた信号信頼性と最長100mの長距離伝送を可能にしている。
インタフェース別に、HDMI2.0に対応した「OptoHD」、DisplayPort1.4対応の「OptoDP」、USB3.1対応の「OptoUSB」の3種類をそろえた。ケーブル長は、それぞれ1、3、5、10、20、30、50、100mの8種類を用意し、自己給電機能により外部電源は不要だ。
OptoHDは、HDRをサポートし、標準タイプAとマイクロタイプDのコネクタが利用可能。OptoDPは、4k、8kや3Dディスプレイなどの超高精細データの伝送、および次世代の高解像度ディスプレイのデータレートにも対応する。OptoUSBは、USB3.1 Gen2規格対応の10Gbpsの伝送が可能で、標準のType-AおよびType-Cコネクタが利用できる。
いずれの製品も光ケーブルの両端に電気・光変換機を備え、大容量の高解像度データを高速かつ安定的に伝送する。また、EMI/RFI(電磁波妨害、無線周波数妨害)耐性に優れ、干渉が多い環境でも安定した性能を発揮する。
4kや8kなどが求められる医療現場や製造工場などでの利用に適しており、手術用機器や患者モニタリング装置、工場内モニタリングなどの医療分野や、パソコン、AV機器やゲーム機器などの民生家電分野などの用途を見込む。
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