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フローティング可動量±0.5mmの基板対基板コネクター日本航空電子工業 AX01シリーズ

日本航空電子工業は、10GBASE-KR、PCIe Gen3相当の8Gビット/秒を超える高速伝送に対応した、内装用フローティングタイプ基板対基板コネクター「AX01」シリーズを発売した。2点接点構造を採用し、接触信頼性を高めた。

» 2019年10月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本航空電子工業は2019年9月、10GBASE-KR、PCIe Gen3相当の8Gビット/秒を超える高速伝送に対応した、内装用フローティングタイプ基板対基板コネクター「AX01」シリーズを発売した。FA機器、半導体製造装置、事務機、通信機器、計測機器、放送機器、アミューズ機器などの用途を見込む。

基板対基板フローティングコネクター「AX01」シリーズ

フローティング可動量はXY方向±0.5mm

 フローティング可動量はXY方向±0.5mmで、実装や組み立て時の位置ズレを吸収する。Z軸方向の基板間公差は±0.5mm。実装ズレを吸収するため、同一基板上の基板間接続では難しかった複数個使いにも対応。嵌合誘い込み量は±1.0mmで、大きなガイド形状により、自動組み立て嵌合に適している。

フローティング量

 2点接点構造を採用し、異物や実装フラックスへの対策により、接触信頼性を高めた。同時に、ロール面接触を採用することで、従来の2点接点で課題とされていた挿抜力の高さを解消し、作業性が向上した。

 定格電流は0.5A、定格電圧はAC50Vrms。−40〜+105℃の温度範囲で使用できる。嵌合高さ30mm100極タイプより販売を開始し、今後、極数30〜140極、嵌合高さ8〜30mmの平行タイプと垂直タイプを展開する予定だ。

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