日本テキサス・インスツルメンツは、統合型非反転昇降圧DC-DCコンバーター「TPS638xx」ファミリーを発表した。出力電流2Aの「TPS63802」「TPS63805」、同2.5Aの「TPS63806」「TPS63810」の4種を提供する。
日本テキサス・インスツルメンツは2019年10月、統合型非反転昇降圧DC-DCコンバーター「TPS638xx」ファミリーを発表した。出力電流2Aの「TPS63802」「TPS63805」、同2.5Aの「TPS63806」「TPS63810」の4種で、パッケージは2×3mmの熱特性強化型10ピンQFN、1.4×2.3mmの15ピンDSBGAで提供。1000個購入時の単価は0.98〜1.09米ドルとなる。
フットプリントは19.5〜25.0mm2で、競合製品に比べて最大で25%小型化している。入力電圧範囲は1.3〜5.5V、出力電圧範囲は1.8〜5.2V。動作状態に応じて、降圧、昇降圧、昇圧を自動的に選択できる。
動作時の静止電流(IQ)は11〜15μAで、優れた軽負荷時効率を発揮する。同時に電力損失を最小限に抑え、バッテリー駆動アプリケーションの稼働時間を延長できる。
TPS63805は、出力コンデンサーが22μF、インダクターが0.47μHと小型で、産業向けや個人用の携帯型電子機器アプリケーションに適している。また、I2Cインタフェースを搭載したTPS63810は、2線式インタフェースまたはVSELピンによる動的電圧スケーリングに対応。スマートフォンやヘッドフォンなどのシステムで、プリレギュレーターまたは電圧エンベロープトラッカーとして機能できる。
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