STマイクロエレクトロニクスは、eSIM IoT導入向けの新たなGSMA規格に適合したeSIM「ST4SIM-300」を発表した。EAL6+認証済みセキュアマイクロコントローラーを搭載している。
STマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は2024年6月、eSIM(埋め込みSIM)IoT(モノのインターネット)導入向けの新たなGSMA規格に適合したeSIM「ST4SIM-300」を発表した。現在、サンプルを提供している。
新規格は、eSIM for IoT(SGP.32)として知られ、セルラーネットワークに接続するIoT機器の管理を簡略化する特別な機能を取り入れ、現在のIoT導入ニーズに合わせて策定されている。
ST4SIM-300は、リモートSIMプロビジョニング(RSP)の自動化を強化した。多数のIoT機器におけるSIMプロファイルの簡単な管理、物理的なSIMカード交換を不要にするネットワークプロバイダーのリモート切り替えといった機能もサポートする。同社のEAL6+認証済みセキュアマイクロコントローラーを搭載しており、セキュリティを考慮して設計されている。
最新の5G(第5世代移動通信)規格に準拠していて、ユーザーインタフェースが限られた機器の導入や、低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)対応機器の導入を簡略化できる。
STは、主な用途として、スマートメーターやGPSトラッカー、アセットモニター、リモートセンサー、ウェアラブル医療機器などを見込む。
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