ビシェイ・インターテクノロジーは、薄膜MELF抵抗器の高精度版「MMU0102」「MMA0204」「MMB0207」を発表した。いずれも温度係数が±15ppm/Kと低く、許容差は±0.1%までだ。
ビシェイ・インターテクノロジーは2024年12月、薄膜MELF抵抗器の高精度版「MMU0102」「MMA0204」「MMB0207」を発表した。既にサンプルおよび製品の提供を開始している。量産時の標準納期は12週間。
3製品とも温度係数が±15ppm/Kと低く、許容差は±0.1%まで、抵抗値は最大10MΩ(MMB0207)だ。抵抗値が低いデバイスを複数用いるような状況を同製品1つで代替できるため、省スペース化やコスト削減に寄与する。
MMU0102は、ケースサイズが0102で、抵抗値範囲が22〜332KΩ、定格電力は0.2W、動作電圧が150V。MMA0204は、ケースサイズが0204、抵抗値範囲が10〜5.11MΩ、定格電力が0.25W、動作電圧が200Vだ。MMB0207は、ケースサイズが0207、抵抗値範囲が15〜10MΩ、定格電力が0.4W、動作電圧が350V。
いずれも−55〜+125℃の温度範囲で動作し、車載電子部品規格「AEC-Q200」に準拠している。また、自動SMD組み立てシステムにも対応。RoHSに準拠したハロゲンおよび鉛フリー品だ。
堅牢性、耐硫化性、安定性クラス0.05以上の安定性能を備え、車載ADAS(先進運転支援システム)やLIDAR、コネクティビティ、カメラシステムの電源での電流検出のほか、通信、産業、医療機器分野など高い信頼性を求められる用途に適している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.