ピカリング インターフェースは、PXI/PXIeフォームファクターの高電圧プログラマブル抵抗モジュールの新ファミリー「40-230」「42-230」を発表した。1Ω〜76.8MΩの広い抵抗範囲、0.125Ωの分解能を備える。
ピカリング インターフェースは2025年8月、PXI/PXIeフォームファクターの高電圧プログラマブル抵抗モジュールの新ファミリーとして、「40-230」(PXI)、「42-230」(PXIe)を発表した。
両製品は、最大1.2kVの高電圧に対応し、最も一般的な構成向けのシングルチャンネル4種を含む、70種類の標準構成から用途に応じて選択できる。シングルスロットのフォームファクタ―に最大4チャンネルまで搭載可能で、1Ω〜76.8MΩの広い抵抗範囲、0.125Ωと高い分解能を備える。
ハードウェアインターロックを搭載し、異常時に全リレーを安全な状態に戻す。インターロック機能は、複数のハードウェアインターロック対応モジュール間でデイジーチェーン接続が可能なことから、1つの信号で複数のカードを無効化できる。
電気自動車(EV)、航空宇宙、エネルギー分野の高電圧DUT(Device Under Test)に対し、実環境の抵抗負荷や故障状態のシミュレーションを実行する上で役立つ。
サーミスターや抵抗式温度計(RTD)などの抵抗センサー値を高電圧環境でエミュレートできるため、センサーの実機を使わずに安全にテストできる。
HIL試験では、各チャンネルを短絡および開回路に設定することで、センサーや配線不具合に対する、コントローラーの反応を検証できる。ドライバーはWindowsのほか、LinuxやリアルタイムOS向けも提供する。
抵抗値を直接指定すると、モジュールが要求値に最も近い値に自動で設定する機能を持つ。長期的に精度を検証する場合は、オプションケーブルをモジュールに取り付けて、ユーザー自身がデジタルマルチメーターで校正できる。
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