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強力な保護性能を実現するハイブリッド設計採用バリスタ、TDK金属酸化物バリスタとガス放電管を統合

TDKのGシリーズは、金属酸化物バリスタとガス放電管を1つのデバイスに統合して高いサージ保護性能を提供する。2つの素子は直列に接続されていて、両技術の強みを組み合わせることで単体部品では得られない高い保護性能を実現している。

» 2025年12月15日 12時30分 公開
[EDN]

 TDKのGシリーズは、金属酸化物バリスタとガス放電管を1つのデバイスに統合して高いサージ保護性能を提供する。2つの素子は直列に接続されていて、両技術の強みを組み合わせることで単体部品では得られない高い保護性能を実現している。このハイブリッド構成によってリーク電流もほぼゼロに抑えられ、デバイス全体の寿命延長に寄与する。

[クリックで拡大] 出所:TDK

 Gシリーズはリード付きの2種類のバリエーションで構成されていて、ディスク径は14mmのG14と20mmのG20がある。G14は50〜680VのAC動作電圧に対応し、G20はこの範囲を750Vまで拡張している。最大サージ電流は単一の8/20μsパルスでG14が6000A、G20が1万Aで、吸収エネルギーはG14が200J、G20が490Jだ。

 動作温度範囲は−40〜+105℃で、電源装置、充電器、家電、スマートメータリング、通信システム、サージ保護デバイスなどに適している。両方の保護素子をエポキシコーティングされた2ピンパッケージに統合することで、ディスクリート部品を用いる場合と比べて設計が容易になり、基板スペースも削減できる。

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