Iridiumは衛星通信、LTE-M、GNSSを統合したIoTモジュールを発表した。低消費電力と設計簡素化を実現するものである。
Iridium Communications (以下、Iridium)のIoTモジュール「9604」は、衛星通信、LTE-M(Cat-M1)、およびマルチコンステレーションGNSSを、16×26×2.4mmのコンパクトなフォームファクターに統合した製品だ。
9604はu-bloxの「SARA-R5」プラットフォームをベースに構築し、Iridium Short Burst Data(SBD)、セルラー接続、GPSを単一デバイスに統合。産業、インフラ、モビリティ用途におけるコスト効率の高いデュアルモードIoT展開を可能にするという。
同モジュールは、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouに対応し、−40℃〜+85℃の産業用温度範囲で動作する。最適化されたスリープモードと、3つのサブシステム全体で統一された電源アーキテクチャによって超低消費電力のIoT設計をサポートしている。
衛星、LTE-M、GNSSの各無線を個別に制御でき、アプリケーション定義の接続制御や、GNSS情報に基づく接続判断が可能。単純なフェイルオーバーから高度なルーティングロジックまで対応する。統一されたATコマンドセットによって、全機能にわたるファームウェア開発を簡素化する。
9604は、Iridium SBDとGNSSで共有するRFポートと、LTE-M専用のRFポートという2つのRFポートを備えていて、基板スペースの削減とRF設計の簡素化に寄与する。ベータプログラムには多くの応募あり、参加者からはシステムコストの低減と最大60%のPCBフットプリント削減が報告されているという。
量産出荷は2026年6月を予定。評価用の開発キットも提供する。
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