ローデ・シュワルツ・ジャパンは、GNSS受信機の生産テストの効率を上げ、試験時間を短縮できるR&S SMBV100AベースのGNSSテスタ「R&S SMBV-P101」を発売した。GNSSチップセットおよびモジュールの評価に必要なテスト機能を搭載した。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2015年8月、GNSS受信機の生産テストの効率を上げ、試験時間を短縮できるR&S SMBV100AベースのGNSSテスタ「R&S SMBV-P101」を発売した。GNSSチップセットおよびモジュールの評価に必要なテスト機能を搭載している。
R&S SMBV-P101は、特に生産テストで用いられるL1/E1バンドのGPS、GLONASS、BeiDou、Galileoナビゲーション規格の衛星をシミュレートすることが可能。衛星間の相対パワーを最大で34dBのダイナミックレンジに設定し、最大4つの衛星を個別にリアルタイムでシミュレートできる。
また、衛星間の相対パワーを変えることで、信号出力を中断することなく、各システムの感度テストを平行して実行。1PPS/10PPSのGNSSマーカーは、シミュレータとDUT(Device Under Test)との間の正確な時刻同期が可能だという。
R&S SMBV-P101は、GNSS受信機の性能を確認するための事前定義/ユーザー定義のムーブメント・プロファイルを設定し、必要なドップラープロファイルに対応する衛星信号を自動的に生成。基本的なテストや干渉のシミュレートに用いる、高純度かつ高安定のCW信号を出力することもできる。
オプション価格は243万3000円(税別)で、測定項目によってはオプション追加が必要となる。
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