日本電気硝子(以下、NEG)はオーディオ/オーディオビジュアル製品の展示会「OTOTEN2026」(2026年6月19〜21日、東京国際フォーラム)に出展し、スピーカー振動板用の超薄板ガラス「Sonarion(ソナリオン)」を展示した。NEG担当者は「クリアで歪のない音を生み出す」とする。
日本電気硝子(以下、NEG)はオーディオ/オーディオビジュアル製品の展示会「OTOTEN2026」(2026年6月19〜21日、東京国際フォーラム)に出展し、スピーカー振動板用の超薄板ガラス「Sonarion(ソナリオン)」を展示した。
NEGはかねて超薄板ガラスを手掛けていて、折り畳み式スマートフォンのディスプレイなどで採用されてきた。新たな用途を模索する中で、ガラスを振動板に3D加工する技術を持った台湾のGlass Acoustic innovations(GAIT)と知り合い、2024年に戦略的パートナーシップを締結。2025年からガラス振動板製品を展開してきたが、認知拡大などを目的に、2026年にSonarionのブランド名を定めた。
NEG製の薄さ25μ〜200μmのガラスに、GAITが立体成形と化学強化加工を施すことで振動板として求められる強度や特性を実現する。具体的には、その薄さと軽さから紙や金属などの素材と比べて音の立ち上がり/立ち下がりが早く、また振動の内部損失の大きさから素材固有の音が少ない。NEG担当者は「クリアで歪のない音を生み出す」とする。
ブースではGAITがGlaXfiブランドで展開する、ガラス振動板搭載スピーカー「BSP-24」の試聴も実施。試聴した参加者の反応は「低音の再生力が少し弱いとの指摘もあるが、『クリアな響きで良い』と好評の声が多い」(NEG担当者)そうだ。
「化学強化できるガラスを超薄型に成形できるメーカーは少なく、現時点でガラス振動板を作っているのは、NEGとGAITだけだと思われる。ここから実績を積み重ねていって、さまざまなメーカーでの採用を目指したい」(NEG担当者)
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