高効率が音にも好影響? GaN採用オーディオアンプのメリットとは : インフィニオンが解説 (2/2 ページ)
インフィニオンは、「CoolSiC」シリーズのSiC-MOSFETを採用したクラスDアンプ評価ボード「REF_Audio_SiC_2kW」も展開している。こちらも広帯域や低歪、小型化、低発熱化が実現可能で、特にビルの会議用システムなど、大規模高出力な業務用オーディオシステムに最適だという。
「クラスDアンプに限って言えば、GaNは音質重視のハイファイシステムや小型化、SiCは大出力のプロオーディオ用途で特に効果を発揮する。それぞれ違う特徴を持つため、違うアプリケーションやカテゴリーに向けて訴求していきたい」(本田氏)
SiC-MOSFET採用クラスDアンプ評価ボード「REF_Audio_SiC_2kW」[クリックで拡大]
2026年6月19〜21日にかけて開催されたオーディオ/オーディオビジュアル製品の展示会「OTOTEN2026」(東京国際フォーラム)では、東京エレクトロンデバイス(TED)が出展し、インフィニオンのGaNアンプの試聴展示を行った。
2025年に出展した際は試聴なしの製品展示のみで、「実際の音を聴きたい」との要望が多くあったため試聴展示に至ったそうだ。初日の6月19日は一般参加者が有料のプレミアムデーだったため、主に業界関係者が来訪したそうだが、試聴参加者からは「GaNの方が音が良い」という声が多く聞かれたという。
「OTOTEN2026」TEDブースの様子[クリックで拡大]
「GaNアンプの方が音の解像度や粒立ちが良く、低域がハッキリ聴こえるなどの感想が多い。初日は200人以上がブースに訪れた。現状、GaNアンプを採用した最終製品がほとんどないため、こうしたイベントなどで市場の意見を集めて今後の参考にしたい」(TED担当者)
「クリアで歪のない音」薄さ25μmのガラス振動板、NEG
日本電気硝子(以下、NEG)はオーディオ/オーディオビジュアル製品の展示会「OTOTEN2026」(2026年6月19〜21日、東京国際フォーラム)に出展し、スピーカー振動板用の超薄板ガラス「Sonarion(ソナリオン)」を展示した。NEG担当者は「クリアで歪のない音を生み出す」とする。
AKMが初のオーディオ用オペアンプを展示 後発も「確かな手応え」
旭化成エレクトロニクス(以下、AKM)はオーディオ/オーディオビジュアル製品の展示会「OTOTEN2026」(2026年6月19〜21日、東京国際フォーラム)に出展し、オーディオ用オペアンプIC「AK4911/4912」を展示した。同社DACブランド「VELVET SOUND」の回路設計ノウハウを反映した製品で、日本国内の展示は今回が始めてだ。
GaN FETの特性
省エネ化/低炭素社会のキーデバイスとして、化合物半導体であるGaN(窒化ガリウム)を用いたパワー半導体が注目を集めている。本連載では、次世代パワー半導体とも称されるGaNパワー半導体に関する基礎知識から、各電源トポロジーにおけるシリコンパワー半導体との比較まで徹底解説していく。第2回である今回は、GaN FETの特徴であるスイッチングスピードに関して、他の素子と比較しながら解説する。
GaNパワートランジスタとは
省エネ化/低炭素社会のキーデバイスとして、化合物半導体である窒化ガリウム(GaN)を用いたパワー半導体が注目を集めている。本連載では、次世代パワー半導体とも称されるGaNパワー半導体に関する基礎知識から、各電源トポロジーにおけるシリコンパワー半導体との比較まで徹底解説していく。第1回である今回は、GaNパワートランジスタの構造や特長、ターゲットアプリケーションなどについて説明する。
高速GaNトランジスタ、最適な測定方法とは
GaNトランジスタの出現がもたらしたスイッチング速度の高速化に伴って、優れた測定技術、それとともに高速波形の重要特性を細部まで把握する技術が不可欠になっている。本稿では、測定機器をどのように活用すれば、ユーザーの要求条件および測定技術に適合し、高性能GaNトランジスタを正確に評価することができるかを考察する。
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