図1に基本回路図を示します。基本回路はステップダウン式DC/DCコンバーターですがチョークにタップを設けることで高入力に対応しています。
チョークL1とL2は磁気結合し、結合係数Kは1としてあります。実際は0.998〜0.999程度です。
チョークL1のインダクタンス値は中堅技術者に贈る電子部品“徹底”活用講座:フェライト(5) ―― 磁気回路の基本式の6式に示した通り、巻き回数はN1とN2ですからL1とL2のインダクタンス比は、
になります。図1中のインダクタンスの〇マークは極性マークで、トランスを構成する2つのインダクターの誘起電圧の極性を表しています。
【1】N1とN2によるN2の分圧比をαとします
【2】オン時のL2の電流増加 ΔION
【3】オフ時のL2の電流減少 ΔIOFF
【4】チョークの定常状態
チョークが飽和せず定常であるためには1式と2式が等しくなければなりません。
ΔION=ΔIOFF
【5】チョーク電流の平衡条件
【6】出力電圧Voを求める
3式をVoについて解きます。
(L1がなくα=1の時、Vo=Vcc・δ)
【7】許容δから変圧比αを求める
3式をαについて解きます。
【8】時比率δを求める
3式をδについて解きます。
6式には分母がVccの項だけではなく、Voの項も組み込まれていてVccの変化によるδの変化が緩和されていることが分かります。
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