100VACの電源ラインに、単発性のノイズが生じて装置が誤動作しているのではないかと疑われるケースがある。そのとき、いつ生じるかわからないノイズを監視するのは大変なことである。ずっと側にへばりついて見ているというわけにはいかない。このような場合に、デジタルオシロスコープを使えば、単掃引を使ってノイズを記録することができる。すなわち、ノイズでトリガーが掛かるようにしておくのである。
アナログオシロスコープでは、記録までは行えないものの、ノイズが発生したら、そのことを知ることはできる。単掃引のモードにすると「ready」ランプが点灯し、実際に掃引が行われると同ランプが消える。これを利用すれば、同ランプが消えているならノイズが入力されたと判断することができる。装置が誤動作していて、なおかつ同ランプが消えていれば、ノイズの影響ではないかと想像できるわけだ。
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