米iSuppli社は2010年5月、同年第1四半期におけるNAND型フラッシュメモリーの世界シェアのランキングを発表した(表1)。需要の高さと堅調な価格に支えられた同市場では、シェア第2位の東芝が、首位を走る韓国Samsung Electronics社に迫る結果となっている。
NAND型フラッシュメモリーの2010年第1四半期における世界的な売上高は、43億6000万米ドルで、2009年第4四半期の43億3000万ドルよりも0.6%増加した。
東芝は、フラッシュメモリーの上位サプライヤの中で最大の伸び率を記録し、前四半期比で2.8%の増加となった。一方、Samsung社は1.3%減となっている。
Samsung社がこのままリードを保てるかどうかは、いかに生産量を増加できるかにかかっている。Samsung社、東芝の両社とも2010年は設備投資を増やし、生産量を増加する予定であるという。
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