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高電圧時の表面アークを防止する表面実装型積層セラコン、ビシェイが品種を拡充

» 2011年12月20日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 Vishay Intertechnologyは2011年12月、表面実装型積層セラミックコンデンサの製品シリーズ「VJ HVArc Guard X7R MLCC」を拡充したと発表した。拡充した品種は、いずれもそれぞれの製品サイズにおいて静電容量が最も小さい。具体的には、EIA規格で0805サイズ(2.0×1.2mm)の製品に、静電容量が470pFの品種を追加した。1206サイズ(3.2×1.6mm)と1210サイズ(3.2×2.5mm)、1808サイズ(4.5×2.0mm)、1812サイズ(4.5×3.2mm)については静電容量が220pFの品種を発売する。既に、サンプル提供および量産を開始しており、標準的な納期は10〜14週間となっている。

 VJ HVArc Guardシリーズは、高電圧時の表面アークの発生を防止する独自の内部構造を採用していることが特徴。この構造によって、既存の標準的な高耐圧タイプの積層セラミックコンデンサに比べて静電容量を高められる。今回拡充した製品シリーズの耐圧は、0805サイズが630Vまたは1000V、1206サイズと1210サイズ、1808サイズ、1812サイズはいずれも250V、500V、630V、1000Vである。

 さらに静電容量が小さい品種が必要なときには、VJ HVArc Guard X7R MLCCシリーズとは温度特性が異なる「C0G(NP0)」対応品が用意されている。C0G(NP0)対応品の最小静電容量値は10pFである。

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