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センサーとLEDを1パッケージに、スマホ用途を狙う浜松ホトニクス P12347-01CT

P12347-01CTは、高機能化、多機能化するスマートフォン向けに、センサーとLEDを、1.7×5.3×1.0mmの小型パッケージに搭載している。

» 2012年09月27日 12時19分 公開
[EDN Japan]

 浜松ホトニクスは2012年9月、各種センサーと、表示に使用するLEDを1パッケージに搭載した「P12347-01CT」を発表した。主に、スマートフォンをターゲットとする。2012年10月よりサンプル出荷を開始する。サンプル価格は210円である。

 スマートフォンは高機能化、多機能化が進み、着信などを光で知らせる機能の他、周囲の色を識別して自然な画面を再現するカラーセンサー、周囲の明るさに応じて画面の明るさを調整する照度センサー、通話時に画面に顔を近づけた際、タッチパネル機能を解除して誤作動を防ぐための近接センサーなどが搭載されている。

 P12347-01CTは、これらのカラーセンサー、照度センサー、近接センサーを搭載した受光素子、表示用LEDと近接センサー発光部を搭載した発光素子、LEDドライバやI2Cインタフェース、A-D変換器から成る処理回路の3つで構成される。フリップチップ実装を用いることで、上記の機能を、1.7×5.3×1.0mmという小型パッケージに搭載した。

P12347-01CTの構成

 従来、アナログ信号出力のセンサーでは、マイコン側にA-D変換器が必要だったが、P12347-01CTはA-D変換器を内蔵しているので、デジタル信号を出力し、I2Cに対応したマイコンに直接接続することができる。

 P12347-01CTの電源電圧は2.25〜3.63V。近接センサーの検出距離は最小で30mmである。

写真上はP12347-01CTの表面、写真中央は裏面である。

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