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データ書き換え10万回と動作温度−40〜85℃を保証したSATA DOMを発売BIWIN D5211/D5212

BIWINの「D5211」と「D5212」は、産業グレードのフラッシュメモリモジュールSATA DOM(Disk-On Module)である。高い信頼性と耐久性が要求される産業用途に向けた製品で、データの書き換え寿命は10万回を保証し、動作温度範囲も−40〜85℃に対応する。

» 2013年06月19日 16時25分 公開
[EDN Japan]
BIWINのフラッシュメモリモジュール「SATA DOM」

 中国のフラッシュストレージ製品メーカーであるBIWINは2013年6月、産業グレードのフラッシュメモリモジュールSATA DOM(Disk-On Module)「D5211」と「D5212」を発表した。データの書き換え寿命は10万回を保証し、動作温度範囲も−40〜85℃に対応するなど、高い信頼性と耐久性が要求される産業用途に向けた製品である。


BIWINのフラッシュメモリモジュールSATA DOM(Disk-On Module)「D5211」と「D5212」

 新製品は、SLC(Single Level Cell) NANDフラッシュメモリを搭載するとともに、産業グレードのコントローラを採用することで、データの書き換え回数や、耐環境性などを向上させた。100G/6msの衝撃試験や4G/10〜500Hzの振動試験など、米国のMIL規格(MIL-STD-202)に準拠した信頼試験にも適合する設計となっている。記憶容量は最大16Gバイト品の他、8Gバイト品、4Gバイト品も用意した。

 インタフェースは、SATA2.6に対応しており、転送速度は読み出し時で最大83MB/s、書き込み時で70MB/sを実現した。さらに、16ビットまたは24ビットのECCや、ウェアレベリング、バッドブロックマネジメントといった機能を備えている。

 製品は形状によって2品種あり、D5211が垂直タイプで、外見寸法は39×22×6mm。D5212は水平タイプで23.4×50.6×9.5mmである。

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