アールエスコンポーネンツが、名刺サイズのLinuxシングルボードコンピュータ「BeagleBone Black」の販売を同社オンラインサイトで開始。ARM Cortex A8プロセッサ(800MHz)や高い拡張性、Androidサポートなどが特徴。
アールエスコンポーネンツは2013年6月28日、名刺サイズのLinuxシングルボードコンピュータ「BeagleBone Black」の販売を同社オンラインサイト「RS オンライン」(http://rswww.co.jp/)で開始したと発表した。同サイトでの価格は5060円(5台注文の場合は1台4720円)。
BeagleBone Blackは、BeagleBord.orgコミュニティーが開発したオープンソースハードウェア。同様のコンセプトでは、Raspberry PiやArduinoが注目されているが、BeagleBone BlackはTexas InstrumentsのARM Cortex A8プロセッサ「Sitara AM335x(800MHz)」を搭載し、ケープと呼ばれる拡張ボードを利用することで高度な拡張性に対応しているのが特徴。Android4.0やUbuntuなども標準でサポートする。従来製品のBeagleBoneに比べ機能を向上させつつ、価格を約1/2にした。
基板サイズは3.4×2.1インチ(約86×53ミリ)と名刺やクレジットカードと同じサイズを実現。オンボードでHDMI出力を備え、テレビやモニタへの直接接続に対応する。512MBのDDR3L SDRAMや2GBのeMMCフラッシュメモリを搭載するほか、USBホスト、イーサネット、マイクロSDカードスロットを装備する。
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