東芝は、2.5型のソリッドステートハイブリッドドライブ(SSHD)として、「MQ02ABD100H」と「MQ02ABF050H」を商品化した。19nm第2世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリを搭載している。
東芝は2015年1月、2.5型のソリッドステートハイブリッドドライブ(SSHD)として、高さ9.5mm/記憶容量1Tバイトの「MQ02ABD100H」と、高さ7mm/記憶容量500Gバイトの「MQ02ABF050H」を商品化したと発表した。同年2月から、サンプル出荷を開始する。
SSHDは、NAND型フラッシュメモリを搭載したHDDで、大容量と高速性を両立した製品となる。1台のドライブとして動作するため、HDDとSSDの2台使いのように、システム側でデータの記録ドライブを制御する必要がない。システム内の2.5型HDDをそのまま置き換えることも可能で、既存システムのパフォーマンス向上に貢献できるという。
新商品のMQ02ABD100H/MQ02ABF050Hは、19nm第2世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリを搭載した。さらに、HDDをコントロールするSoC(システムオンチップ)に、NAND型フラッシュメモリをコントロールする機能を含む構成としている。これにより、同社のNAND型フラッシュメモリ・SSD開発の経験を生かした不良ブロック管理・エラー訂正・論理ブロック変更・ウェアレベリングなどの技術と、HDDコントロール技術とを統合し、効果的にSSHDの動作を制御できる。
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