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白い雪ならぬ“白いゴミ”が積もった基板――光源機器の修理Wired, Weird(1/4 ページ)

ハンダ面が真っ白になった直流ランプを内蔵した光源機器の修理依頼があった。白くなった基板は、初めてだ。白い物質を降らせた原因とともに、修理していこう。

» 2015年06月10日 09時00分 公開

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初めて見た、白いハンダ面

 150Wの直流ランプを内蔵した2台の光源機器の修理依頼があった。電源基板を取り出したら、基板のハンダ面が真っ白になっていた。今までいろいろな不具合の基板を見ているがハンダ面が白くなった基板は初めてだ。

 修理を行って詳細確認したら熱源を持つ機器の放熱の重要性が良く分かった。今回は光源機器の修理を報告する。

白くなったハンダ面 白くなったハンダ面

明るくすると消灯する

 修理依頼のあった光源機器は、画像検査装置用の光源であり、検査対象物(ワーク)の表面を照らすために明るい昼光色を出す光源だった。不良内容は『ランプが点灯しない。明るさを強くすると消灯し、ランプがつかなくなる』ということだった。

 現品を入手して、カバーを外したら電源基板が見えた。電源基板の写真を図1に示す。

図1:電源基板の写真 図1:電源基板の写真 (クリックで拡大)

 基板や配線が少し白っぽく見え、手で触れると白い粉がポロポロと落ちた。単なるゴミではなさそうだ。基板を外したら、基板の直下にランプがあった。図2に示す。ランプの横にはファンがありランプの熱を放熱していた。通信用回路の基板もあったが配線や通信用基板のパターンも白っぽくなっていた。

図2:基板を外すしたところ。基板直下に直流ランプがあった 図2:基板を外すしたところ。基板直下に直流ランプがあった (クリックで拡大)
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