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LEDマトリックス設計を簡素化する8スイッチ調光器リニアテクノロジー LT3965

リニアテクノロジーは、8個の個別のLEDやLEDセグメントの独立した調光と診断が可能なスイッチングデバイス「LT3965」の販売を開始した。複雑なLEDマトリックス設計を簡素化できるという。

» 2015年12月24日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは2015年12月、8個の個別のLEDやLEDセグメントの独立した調光と診断が可能なLEDバイパススイッチングデバイス「LT3965」を発売した。自動車用LEDヘッドライト、産業用照明、大型LEDディスプレイの照明などに向いている。

8個の17V/330mΩフローティングNMOSスイッチ

 LT3965は、個別に制御可能な8個の独立した17V/330mΩフローティングNMOSスイッチを備え、スイッチ電流源として動作するLEDドライバ回路とともに動作する。他に、開放LED/短絡LEDフォルト通知機能を備えた、I2Cシリアルインタフェースを内蔵。これらの内部パワースイッチとI2Cシリアルインタフェースを使用することで、ストリング内の個々のLEDをオン/オフしたり、PWM調光によりLEDマトリックス内でユニークなパターンを表現するなど、複雑なLEDマトリックス設計を簡素化できるという。

 入力電圧範囲は8〜60Vで、自動車や産業用のアプリケーションで一般的に使用されるLEDドライバに対応が可能。大きなLEDマトリックスのアプリケーションでは、最大16個のLT3965を共通のI2Cバスで制御できる。また、I2Cシリアルインタフェースは、調光比256:1のデジタル設定が可能である。クロック発生器を内蔵するため、PWM調光用の外部クロックソースにも対応するとしている。

8スイッチマトリックスLED調光器「LT3965」

 パッケージは熱特性が改善された28ピンTSSOPで、動作温度範囲は−40〜125℃。1000個購入時の参考単価は3.95米ドルからとなる。

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