アルテラは、電源システムとして、完全なテスト/特性評価/認定を受けたインダクター内蔵の「PowerSoC」 DC-DC降圧型コンバーター「EN6362QI」を発表した。他のパワーモジュールより45%、多くのディスクリート電源ソリューションより75%小型化しているという。
アルテラは2016年1月、インダクターを内蔵した高集積SoC DC-DC降圧型コンバーター「EN6362QI」を発表した。同社のCyclone/MAXファミリのFPGAのほか、高精度で高効率の超小型電源を必要とする各種システムへの最適な電源供給が可能になるという。
EN6362QIは、電源システムとして、完全なテスト/特性評価/認定を受けた低VINパワー製品。ハイサイド/ローサイドパワーFET、インダクター、ゲートドライブ、コントローラ、補償回路を集積し、56W/cm2の電力密度を可能にした。トータルソリューションサイズは170mm2で、他のパワーモジュールより45%、多くのディスクリート電源ソリューションより75%小型化できる。
さらに、Failure In Time(FIT)率が低く、ディスクリート電源ソリューションに比べて信頼性を向上。周囲温度85℃において、ディレーティングせずに6Aを連続供給できる。入力負荷過渡応答、温度の変動を含め、±1.5%の出力電圧精度を達成した。
EN6362QIは現在サンプルを提供中で、同社のWebサイトから購入できる。
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