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低ノイズ性能のLDOレギュレーターアナログ・デバイセズ ADP176X/ADP715Xシリーズ

アナログ・デバイセズは、低ドロップアウト(LDO)レギュレーター「ADP176X」「ADP715X」を発表した。データレートが高く、ノイズに敏感な精密アナログ/RFアプリケーションにおいて、クリーンな電源レールや高速な過渡応答を可能にするという。

» 2016年03月29日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズは2016年3月、低ドロップアウトレギュレーター(LDO)「ADP176X」「ADP715X」シリーズを発表した。低ノイズ性能により、レシーバー、トランスミッター、オーディオ製品に発生する不要なシステムノイズを除去可能である。

 ADP176X/ADP715Xシリーズは、無線基地局や有線通信、産業用計測器、高性能オーディオ、医療機器などへの搭載を想定して設計。データレートが高く、ノイズに敏感な精密アナログ/RFアプリケーションにおいて、クリーンな電源レールや高速な過渡応答を可能とし、高い電源電圧変動除去比を発揮できる。

 また、外付けフィルターやバイパスコンデンサーなどの受動素子を必要としないため、プリント基板の小型化とコスト削減に貢献するという。

低ドロップアウトレギュレーター「ADP176X」「ADP715X」シリーズ

高電流コアレール要件に対応

 ADP176Xシリーズは、最大出力電流3A、出力電圧範囲0.5〜1.5Vで動作し、最新アプリケーションの高電流コアレール要件にも対応。ADP715Xシリーズは、出力電圧範囲1.2〜3.3V、10Hz〜100kHzで1.6μVrmsというノイズ性能を可能にした。さらに、2μVrms未満(100Hz〜100kHz)でのLDO出力電流範囲を最大2Aにまで拡大している。

 1000個購入時の単価は、ADP176Xシリーズが3.09米ドルから、ADP715Xシリーズが2.69米ドルとなっている。量産出荷は、2016年4月を予定するとした。

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