サイプレス セミコンダクタは、PSoC/Flexible MCUファミリー向けの評価キット「CY8CKIT-026 CAN」「LIN Shield Kit」を発表した。統合設計環境上で使用可能なCAN/LINスレーブのサンプルコードを変更し、独自のプロジェクトを作成できるという。
サイプレス セミコンダクタは2016年3月、CANおよびLINスレーブ通信機能の評価に適した新しいキット「CY8CKIT-026 CAN」「LIN Shield Kit」を発表した。
CY8CKIT-026 CAN/LIN Shield Kitは、同社のPSoC/Flexible MCUファミリー向けの評価キットである。PSoC 4 Pioneer KitとPSoC Creatorソフトウェアに、Arduino互換シールドボードを組み合わせた。高精度な高速送信用CANトランシーバーとLINトランシーバー、Arduino互換ヘッダを搭載し、PSoC 4によるCAN/LIN機能のデモンストレーションが可能な5つのサンプルプロジェクトを提供できる。
両製品を使用すれば、同社のPSoC Creator統合設計環境(IDE)上で使用可能なCAN/LINスレーブのコンポーネントやキットに含まれるサンプルコードを変更し、設計者独自のプロジェクトを素早く作成できる。また、IDE内でアイコン表示されるPSoC Componentは、PSoC Creatorを使って設計することで、PCBの再設計とファームウェアの変更を最小限に抑え、最終アプリケーションのプロトタイプ設計を迅速化するという。
両製品とも既に提供を開始しており、価格は50米ドル。両製品のArduino互換シールドボードは、同社のCY8CKIT-042 PSoC 4 Pioneer KitとCY8CKIT-044 PSoC 4 MシリーズのPioneer Kitとともに使用できる。
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