拡張型OTPメモリ搭載のデジタルPWMコントローラ:IDT ZSPM1363
IDTは、大容量電源システムの最適化を可能にするデュアルフェーズ高性能デジタル電源コントローラ「ZSPM1363」を発表した。拡張型ワンタイムプログラマブル(OTP)メモリを搭載している。
IDTは2016年4月、大容量電源システムの最適化やモニタリング、制御を可能にするデュアルフェーズ高性能デジタル電源コントローラ「ZSPM1363」の出荷を開始した。第2世代のデジタルPWM(パルス幅変調)コントローラで、通信/サーバ/ストレージ/FPGA/インフラストラクチャなどのアプリケーションに対応するという。
デジタルPWMコントローラ「ZSPM1363」
ZSPM1363は、拡張型ワンタイムプログラマブル(OTP)メモリを備え、複数のアプリケーション構成に対応する記憶領域を搭載している。再利用が容易で設計時間を短縮するほか、必要な外部コンポーネントが少なく、システムコストを低減できる。
また、プログラミング後でも負荷状態の変化に対応できる、シンプルなレジスタベースの補償調整機能を搭載。これにより、チップ自体の再プログラミングを不要としている。マルチプログラマブルな補償アーキテクチャにより、高速トランジェント応答と低リップルの定常特性も両立した。
パッケージは5×5mmの32ピンQFNで、動作温度範囲は−40℃〜125℃である。
- 車載設計を簡素化する同期整流昇圧コントローラ
インターシルは、2相55V同期整流昇圧コントローラ「ISL78227」と「ISL78229」を発表した。高出力車載機器の設計を簡素化し、より小型で堅牢な設計を可能にするという。
- 消費電力50%以上低減するIO-Linkトランシーバー
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は、IO-Linkデュアルチャネルトランシーバー「MAX14827」を発表した。従来製品より、消費電力を50%以上削減し、小型WLPパッケージを使用して、スペースを60%節約しているという。
- 高いピーク性能と電力効率を両立したマイコン
STマイクロエレクトロニクスは、低消費電力と高性能を両立した32ビットマイクロコントローラ「STM32L4」シリーズの新製品を発表した。EEMBCの低消費電力マイコン向けベンチマーク試験で、76.70ULPMark-CPを達成。80MHz動作時のEEMBC CoreMarkスコアは273.55という。
- 32/64bitを追加した高性能MIPS Warrior CPU
イマジネーション・テクノロジーズは、MIPS Warrior CPUのラインアップに、組み込み32ビットMクラスCPU「M6200」「M6250」と64ビットPクラスCPU「P6600」を追加した。
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