キーサイト・テクノロジーは、USB3.1 Type-C仕様の送信試験に対応する「U7243B USB3.1送信評価コンプライアンス試験ソフトウェア」を発表した。USB3.1 Type-C機器のGen1/Gen2コンプライアンス試験に対応。開発コスト削減や試験プロセスの簡略化に貢献するという。
キーサイト・テクノロジーは2016年5月、USB3.1 Type-C仕様の送信試験に対応する「U7243B USB3.1送信評価コンプライアンス試験ソフトウェア」を発表した。民生電子機器、ケーブル開発製造、半導体ベンダーなどでの機器評価に活用でき、開発コスト削減や試験プロセスの簡略化に貢献するという。
今回発売された試験ソフトウェアは、USB3.1 Type-C機器のGen1/Gen2コンプライアンス試験に対応している。機器設計者が、Type-C USB3.1 Gen2仕様に適合するかを確認する特性評価や検証ツールとして利用でき、Gen2のSSC、SCDx/LBPM、プレシュート、ディエンファシス試験の追加も可能である。
また、認証試験機関が、Type-Cコネクターを実装したUSB3.1 Gen2 SuperSpeed Plus 10Gビット/秒(bps)機器のコンプライアンス試験を実施する際にも使用できる。
同試験ソフトウェアは、同社の周波数帯域16GHz以上のオシロスコープ「Infiniium V」シリーズと「Infiniium Z」シリーズに対応。同社の高速信号用テストフィクスチャ「N7015A Type-C」を使って信号を取り出し、低速信号用アクセス&制御テストフィクスチャ「N7016A Type-C」で試験対象の制御ができる。USB Implementers Forum(USB-IF)公認のフィクスチャと一緒に使用することも可能としている。
5Gbps対応ライセンスが約85万円、10Gbps対応ライセンスが約113万円である。
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