テクトロニクスは、オシロスコープ「DPO70000SX」のシリアルバス規格テストをサポートする測定ソリューションを発表した。第3、第4世代のシリアルバスコンプライアンステストが可能という。
テクトロニクスは2016年6月、70GHzオシロスコープ「DPO70000SX」シリーズのシリアルバス規格テストをサポートする、測定ソリューションを発表した。
DPO70000SXシリーズは、同社独自の非同期タイムインターリーブ信号アクイジション技術を採用した高性能オシロスコープ。短時間で23GHzから70GHzへの構成変更が可能で、25GHzエッジトリガー帯域により、高速信号を容易に取り込むことができる。統合カウンタ/タイマは、設計の特性評価、問題点のデバッグ時に高確度でタイミング測定が可能。また、高確度の時間軸により、最新の高速規格で正確にタイミング/ジッタ測定できる。
同社では、クラウドコンピューティング、モバイルセグメントの新世代規格に対応するため、同シリーズでUSB3.1/Thunderbolt over USB Type-C/PCIe Gen4/DDRなどの第4世代規格のシリアルバス規格をサポートした。これにより、10Gビット/秒以上のシリアルデータレートにおいて、正確なマージン解析を可能にしたという。
また、サーバ、データ通信、モバイル/ディスプレイセグメントの物理層のコンプライアンステスト、特性評価とデバッグ用途に、50種類以上のソリューションをそろえた。第3、第4世代の規格に対応したソリューションには、自動テストセットアップ、実行、内蔵のレポートオプション、詳細解析などの機能が含まれている。
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