静電容量方式タッチパネル、高耐環境性に対応:富士通コンポーネント
富士通コンポーネントは、高耐環境性に対応した車載用静電容量方式タッチパネルを発表した。従来の抵抗膜方式より軽快な操作性で、ニーズに合わせたカスタム設計にも対応する。
富士通コンポーネントは2016年6月、高耐環境性に対応した車載用静電容量方式タッチパネルを開発したと発表した。カーナビなどの車載用タッチパネル向けで、量産開始は同年下期を予定している。
同製品は、透過率と表面硬度に優れた静電容量方式を採用し、従来の抵抗膜方式タッチパネルに比べて軽快な操作性を可能にした。ニーズに合わせたカスタム設計も可能で、位置検出エリアと周辺部の静電方式スイッチを一体化することで、操作部のデザイン性を高めることができる。また、クリック感や凸凹のあるメカニカルなスイッチを実装するため、穴開け加工などのガラス異形加工も可能という。
静電方式スイッチ付き静電容量方式タッチパネル
使用温度範囲は−30℃〜85℃で、パネルサイズは最大10.4インチ。Atmel/Cypressのマイクロコントローラに対応している。要望に応じ、コントロールICチューニングサポートや必要ドライバソフトウェアのサポートも実施するとした。
- InGaAsセンサーを採用した近赤外線カメラ
アバールデータは、検出波長帯950〜1700nmのInGaAsセンサーを使用した、近赤外線カメラ「ABA−001IR」を発売した。露光制御は、1マイクロ秒〜10ミリ秒まで設定できるという。
- 最大10Aの電源供給対応した基板対基板用コネクター
日本モレックスは、モバイル機器のバッテリーや電源用途向け基板対基板コネクター「SlimStack Hybrid Power SMT」に、最大10Aの電源供給に対応するリセプタクルとプラグを追加した。
- 防水/防じん設計に適した圧電タッチスイッチ
SMKは、さまざまな材質のカバーパネルに対応する圧電シームレスタッチスイッチを発表した。筐体などのフルフラットな面にスイッチを形成できるため、デザイン性が向上。設置時の穴あけ加工なども不要なので、防水/防じん構造の設計に適しているという。
- IPX7規格に準拠した小型φ3.5イヤホンジャック
SMKは、防水小型携帯機器向けに、φ3.5防水イヤホンジャック「ショートタイプ」を発売した。同社独自のハウジング2重構造によって、IPX7の防水性を確立している。
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