アバールデータは、検出波長帯950〜1700nmのInGaAsセンサーを使用した、近赤外線カメラ「ABA−001IR」を発売した。露光制御は、1マイクロ秒〜10ミリ秒まで設定できるという。
アバールデータは2016年6月、検出波長帯950〜1700nmのInGaAs(インジウムガリウムヒ素)センサーを使用した近赤外線カメラ「ABA−001IR」を発売した。インタフェースは、用途に合わせてGigabit Ethernet/Camera Linkの2つから選択できる。
ABA−001IRは、320×256画素のQVGA解像度と、ピクセルサイズ20μm、950〜1700nmに感度を持つInGaAsセンサーを採用した短波長赤外SWIRカメラである。近赤外線は、物質への吸収が小さく、吸収の度合いの変化で成分を算出できるため、非破壊/非接触での測定や検査ができるという。
露光制御は、1マイクロ秒〜10ミリ秒まで1マイクロ秒単位で設定できる。外部トリガー信号により、任意での露光制御を可能にした。映像出力ビットは、8、10、12、14ビット出力から切り替えが可能で、動作温度/湿度は0〜40℃/20〜80%。画素欠陥補正、内部冷却、シェーディング補正、ルックアップテーブル機能なども搭載した。
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