日本テキサス・インスツルメンツは、60V動作のNチャネルパワーFemtoFETトランジスタを発表した。オン抵抗は54mΩで、従来のロードスイッチに比べ、システムの電力損失を90%削減できる。
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2016年6月、60V動作のNチャネルパワーFemtoFETトランジスタ「CSD18541F5」を発表した。実装面積に制約があるアプリケーション向けとする。
SD18541F5は、ゲートーソース電圧10V時に54mΩの低いオン抵抗を可能とし、従来の60V動作のロードスイッチに比べ、最終システムの電力損失を90%削減できる。また、ESD(静電気放電)保護ダイオードを内蔵し、MOSFETのゲートを過電圧から保護できる。
1.53×0.77mmの3ピンランドグリッドアレー(LGA)パッケージで提供され、従来のSOT-23パッケージのロードスイッチに比べて80%小型化した。実装面積は1.2mm2で、接続パッド間のピッチは0.5mmのため、実装も容易だ。
既に量産出荷を開始しており、1000個購入時の単価は、0.14米ドルとなっている。
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