シノプシスは、エミュレーションシステム「ZeBu Server 4」の一般提供を開始する。ZeBu Fast Emulationアーキテクチャをベースに開発し、エミュレーションチップとして「Xilinx UltraScale FPGA」を搭載している。
シノプシスは2018年6月、エミュレーションシステム「ZeBu Server 4」の一般提供を開始すると発表した。ZeBu Fast Emulationアーキテクチャをベースに開発し、Gビット/秒の通信性能を持つエミュレーションチップとして「Xilinx UltraScale FPGA」を搭載している。
ZeBu Server 4は、ZeBu Fast Emulationアーキテクチャ、FPGAデバイス、FPGAベースエミュレーションソフトウェアを採用。これにより、従来型システムに比べ、実行スピードが2倍に向上し、190億ゲートまで検証可能になった。
消費電力は従来比5分の1、設置面積はデータセンターの半分となり、所有コストは業界最低だという。
高速なコンパイル、最先端デバッグ、消費電力解析、シミュレーションアクセラレーション、ハイブリッドエミュレーションのためのソフトウェアを搭載し、トランザクター、スピードアダプター、仮想モデルなどが使用できる。
車載システム、5G(第5世代移動通信)通信、ネットワーキング、AI(人工知能)、データセンターなど向けのSoCの検証負荷に対応できる。
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