48V、12V間の双方向非絶縁型バスコンバーター:Vicor 2317 NBM
Vicorは、双方向非絶縁型バスコンバーター「2317 NBM」を発表した。12Vから48Vまたは48Vから12Vの双方向変換が可能で、データセンターのバス電圧変換や車載アプリケーションの用途に適している。
Vicorは2018年6月、双方向非絶縁型バスコンバーター「2317 NBM」を発表した。12Vから48Vまたは48Vから12Vの双方向変換ができる。
双方向非絶縁型バスコンバーター「2317 NBM」
2317 NBMは、例えば12Vバス給電を使用したまま、48V入力のGPUカードへの電力供給が可能だ。あるいは、48Vを使用するマイルドハイブリッド車や自律走行車で、従来の12Vサブシステムに効率的に配電できる。
連続750Wの供給が可能で、ピーク電力能力は1kW、ピーク効率98%。狭い変動範囲内に出力電圧を維持しながら、トランジェント負荷に1マイクロ秒で応答し、外付けノイズフィルターが用いない場合においても低ノイズを実現する。
電源を投入したまま脱着可能なホットスワップ構造に、突入電流の抑制機能を備えている。パッケージは23×17×7mmで、3.3cm3のスペースに実装できるため、小型化に貢献する。
- 薄型パッケージの大電流給電ソリューション
Vicorは、48Vバスから降圧して電流を増幅し、ピーク時最大1000Aの供給を可能にする、給電ソリューション「Power-on-Package」を発表した。
- 384V入力から24Vが供給できるDC-DCコンバーター
バイコージャパンは、24V出力のDC-DC電圧変換比固定型コンバーター「BCM6123TD1E2663Txx」を発表した。公称入力384V DC入力から、SELV(Safety Extra Low Voltage)回路で24Vの絶縁された2次側出力を供給する。
- 最大500W供給できるチャージポンプDC-DC制御IC
アナログ・デバイセズ(ADI)は、最大500Wを供給できる固定比率のチャージポンプDC-DCコントローラー「LTC7820」を発売した。非絶縁型中間バスコンバーターのパワーインダクターを不要にし、回路のサイズを最大50%削減した。
- 広範囲の入出力が可能なDC-DCコンバーター
村田製作所は、13.5〜42Vの入力電圧範囲と5〜25Vの出力電圧範囲に対応するDC-DCコンバーター「MYSGK02506BRSR」を開発した。モジュールに抵抗やコンデンサーなどの周辺部品を内蔵し、従来製品の2分の1の面積で電源回路を実装できる。
- IIoT向け絶縁型RS-485差動バストランシーバー
Intersil(インターシル)は、産業用モノのインターネット(IIoT)ネットワーク向けに、絶縁型RS-485差動バストランシーバー「ISL32741E」「ISL32740E」ファミリーを発表した。データレート40Mビット/秒の双方向データ伝送を可能にしている。
- マイコン周辺部品の選び方――電源編
マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、初級者の方からよく質問される「マイコン周辺部品の選び方――電源編」です。
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