Maxim Integrated Productsは、次世代電子システム向けのトランスミッタ、レギュレーター、コントローラー用高性能アナログIC「MAX41464」「MAX38888」「MAX16141」を発表した。電子システムにおいて、効率と性能の向上、バッテリー寿命の延長などに貢献する。
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2018年11月、次世代電子システム向け高性能アナログIC「MAX41464」「MAX38888」「MAX16141」を発表した。電子システムにおいて、効率と性能の向上、バッテリー寿命の延長、新機能の追加、サイズ形状とBOMコストの削減などに貢献する。
MAX41464はビルオートメーションなど向けのワイヤレストランスミッタ、MAX38888はバックアップ電源用レギュレーター、MAX16141は車載用OR接続FETコントローラーとなる。
MAX41464はsub-GHz周波数偏位変調トランスミッタで、+16dBmの出力パワーを備え、ビルオートメーションやセキュリティシステムなど複数のアプリケーションで使用される長距離ワイヤレスセンサーに対応する。1つのコイン型電池で動作し、動作消費電流が12mAのため、バッテリー寿命を延長する。
MAX38888は2.5〜5Vで動作し、最大500mAのピークインダクター電流でエネルギーストレージデバイスを充電する。電源に障害が起きた場合は、エネルギーストレージデバイスから最大2.5Aのピークインダクター電流で2.5〜5Vの出力を供給し、0.8Vまで放電する。また、反転可能なバックおよびブーストレギュレーターであり、95%のピーク効率を示す。
MAX16141は、36V OR接続FETコントローラー。電圧および電流回路ブレーカーを備え、インフォテインメントや先進運転支援システムを含む車載電源アプリケーションの過電圧、低電圧、過電流、逆電流、過熱状態を監視する。完全なシステム保護機能一式を備えており、逆電流発生時に0.3マイクロ秒という高速応答時間を示して、車載過渡状態でのシステムのホールドアップ時間を延長して機能を維持する。
MAX41464、MAX38888、MAX16141の1000個以上購入時の単価は、それぞれ0.68米ドル、2.98米ドル、2米ドル。また、評価キットも用意し、それぞれ98.69ドル、45ドル、68ドルとなっている。
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