村田製作所は、小型のフェライトビーズノイズフィルター「BLMME」シリーズを商品化した。長さ0.3×幅0.15×高さ0.225mmで底面積は従来品の56%だが、微細加工技術により、従来品と同等のインピーダンス特性や直流抵抗特性を維持している。
村田製作所は2018年12月、小型のフェライトビーズノイズフィルター「BLMME」シリーズを商品化したと発表した。
BLMMEシリーズは、長さ0.3×幅0.15×高さ0.225mmと、フェライトビーズノイズフィルターでは世界最小サイズになるという。内部コイルを構成する積層部品を微細化し、底面積が従来品(0.4×0.2×0.2mm)の56%となった。
フェライトビーズノイズフィルターは、小型化するほどインピーダンス特性や直流抵抗特性が不利になる。同シリーズは、微細加工技術により、インピーダンス150Ω(100MHz)、直流抵抗0.7Ωと、従来品と同等の性能を維持している。
主な用途として、スマートフォン、家電、ウェアラブル機器、電装化が進む自動車、ドローン、産業機器などを見込む。既に一部サンプル出荷を開始しており、2019年6月から量産開始する。
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