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レーダーテストに適した任意波形ジェネレーターテクトロニクス AWG70000Bシリーズ

テクトロニクスは、任意波形ジェネレーターの新製品「AWG70000B」シリーズを発表した。高性能任意波形ジェネレーターに、ストリーミング波形ID機能を追加し、無線通信やレーダー、防衛関連システムのテストに適している。

» 2019年03月11日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 テクトロニクスは2019年2月、任意波形ジェネレーターの新製品「AWG70000B」シリーズを発表した。無線通信やレーダー、防衛関連システムのテストに適している。

ストリーミング波形ID機能を追加

 AWG70000Bシリーズは、高性能任意波形ジェネレーターに、ストリーミング波形ID機能を追加。同機能は、Ethernetインタフェースで1万6383のシーケンスステップに直接アクセスできるため、テストシナリオを迅速に変更し、正確かつ短時間に実環境をシミュレーションする。また、波形メモリが32Gサンプルポイントに拡張されていて、複雑で長く連続するレーダーパルスを出力する。

任意波形ジェネレーター「AWG70000B」シリーズ

 無線通信では、変調タイプを変更して、ドップラーレーダーの建物などによる障害をシミュレーションする。これにより、実環境における直交周波数分割多重(OFDM)信号の耐性を向上させる。

 信号忠実度が高く、サンプルレートは最高50Gサンプル/秒、垂直分解能は10ビット、スプリアスフリーダイナミックレンジ(SFDR)は最大−80dBcとなる。これにより、高確度の高周波信号が生成できる。

 Microsoft製OS「Windows10」に対応し、行政機関や企業がIT機器を運用する際のITセキュリティに適合する。さらに、複数台のAWGを制御できるPCベースのソフトウェア「SourceXpress」とAWG70000Bシリーズを組み合わせると、高周波、レーダー、高速シリアル、光などにおいて、各アプリケーションに最適化された波形を生成できる。

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